1泊2日で行くと決めた時から、仁川国際空港ではなく、金浦国際空港に発着する航空券を取ろうと決めていた。
実は、韓国に入国するのは3度目である。
前回は、20年程前。
主人とよちよち歩きの長男を連れて、3泊4日ソウルに滞在した。
その時利用したのは仁川で、「冬のソナタ」の頃だったから(冬ソナに仁川が出てくるので、「仁川ってソウルから遠いんだな~」という印象が残っていた。
その前、何と30年前に韓国に入国した時は、ハワイに行く便の乗り換え待ちとして、空港からソウルに出て、その時は興味のないソウル市街を「何だか分からないけどバスで連れまわされた」様な観光をした。あれは、金浦空港だったと思う。(仁川空港が開港したのが2001年だったからね)
その時女子大生だった私と友人は、脳内は「ハワイ一色で」、脳内は「アロハ」状態なのに、1月の寒くて、それも30年前のソウルの景色は、何だか暗くて、バスは暴走するし、路肩にタイヤは乗り上げるし、ツアー旅行だったから旅行社に連れて行かれるのは提携している免税店ばかりで、いくつもの見せで、これまた興味のない革製品や貴金属を勧められるのも、ゲンナリした。
それでも…不思議と、私はソウルに…また来たいって思ったんだよな。
街もその頃はまだまだ発展途中だったし、街は排気ガスや曇り空で何だか灰色だったけど、良い感触が私の心に残った。もっと言えば、その後行ったハワイよりも、韓国の方が印象的だった。
(多分…顔立ちが韓国の人に近いからなのか。パリでは日本の人に英語で話しかけられたし…娘が「お母さん、絶対韓国か中国の人と間違えられたね。」と言っていたし、大韓航空のCAにも韓国語で話しかけられて…娘が「お母さん、韓国の人に韓国の人と間違えられたらホンマもんやね。」と言っていた。光栄なことである。)
何年も何年も私の心を捉え続けてくれる、韓国。
さて、随分、話が脱線した。
金浦国際空港は、ソウル市内から近い。
空港鉄道で、約20分程度。
料金も約1,700ウォン(約200円)、ソウル駅まで乗り換え無し。
なので、いよいよ、金浦空港に降り立ち、スーツケースも無い私は、身体一つでスイスイとエレベーターを下り、トイレに入って、ついでにトイレの前にあるベンチに、なんとウエストポーチの忘れ物があったので近くのサービスカウンターに預け、いざソウルへ!!
空港から駅方面へとルンルンで移動しながら、

いろんな看板を見て「ソウルやん!」と感動しているうちに…

何故か、空港鉄道ではなく、地下鉄を目指して移動し、地下鉄に乗車した私。
ん~…今考えても、何故そうなったかは分からない。
「空港鉄道、空港鉄道、ん?地下鉄だっけ?…地下鉄、地下鉄…」てな感じで、地下鉄に乗っちゃったんですね~…韓国に無事着いて、ネットも接続できて(トリファ)、ホッとして…間違えたんですね。
行けども行けども何か違う。。。
あれ?…と乗り換える。
あれ~(;’∀’)…どこに向かってる!!!
地下鉄のホームの清掃のおばさんに訊く。英語で。パパゴ(翻訳アプリで韓国語を出して)。
通じない…通じない~( ノД`)
ホームを行ったり来たり。
かれこれ、20分程。
このまま、この旅、ソウルにさえ辿り着けずに終わっちまうんじゃないのかっ!!?
異国、地下鉄のホームで…一人で「大焦り大会」。
嫌な汗が出てくる。泣きたい。
ちなみに、日本人は全く見かけない。
えーん( ノД`)
…こうなったら、いろんな人に尋ねるしかない。
えいっ!と、70代ぐらいの老夫婦にパパゴを見せて尋ねる。
韓国語で何か説明してくれたけれど、私が韓国語がまるで分からないと判断して、
「フォローミー!!」と言ってくれた。
あ~~~~(´▽`)、ありがとうございます~~~~
かむさはむにだ~~~~(´▽`)(´▽`)(´▽`)
地下鉄に一緒に乗せてもらい、パパゴでパパゴトーク。
「本当に助かりました」「ありがとうございます」から、
「私は日本で教員をしています」「子どもが3人います」「韓国のドラマが好きです」とか、
「お父さんもお母さんもお若く見えますね」まで、パパゴで軽快なトークを交わし、
お父さんは「韓国に次来たらうちにいらっしゃい」と言って名刺を渡そうとして、お母さんにたしなめられていた。…そりゃ、そうだ。本当に私なら行きかねない(笑)
無事、ソウルの目的駅光化門駅(コウカモン、と私は言っていたけれど、クァンファムンと言うらしく…そりゃ、伝わらない訳だ)に到着し、何度も何度も頭を下げてお二人とお別れしたのであった。

パパゴトークの中で、「私達は少し日本語しゃべれますよ」と言われた。
ニコニコとして二人に大意は無さそうだったけど、そのたった一言が私の心には深く残った。
迷ったけれど、ご夫婦にはお手数をお掛けしたけれど、
迷ったからこそ得たドキドキと、あたたかな交流が得られた。
これは、この上ない旅の思い出であり、自分へのお土産です。

